直江兼続が主人公の漫画「義風堂々」

直江兼続が主人公の漫画に『義風堂々!!』という作品があります。

この作品は、前田慶次が主人公の漫画「花の慶次」のスピンアウト作品にあたります。

作画を担当した原哲夫先生が描き切れていなかったと語る慶次の莫逆の友である

「直江兼続」の物語です。

 

当時の担当編集者の堀江氏にアイディアをもらいつつ、共同原作の形で誕生しました。

『花の慶次』の遺伝子を継いでいます。

 

隠棲した慶次が語り手として、「若き日の兼続(樋口与六)のことを回想する」という形式を取っています。

 

『義風堂々 直江兼続 -前田慶次月語り-』は、

原作:原哲夫・堀江信彦、作画:武村勇治、『週刊コミックバンチ』(新潮社)にて、

2008年50号から2010年38号まで連載されました。

 

その後、同誌の後継誌の1つである『月刊コミックゼノン』(徳間書店)において、

続編となる『義風堂々!!直江兼続 -前田慶次酒語り-』が

創刊号(2010年12月号)より2014年3月号まで連載されました。

 

そして、『義風堂々!!直江兼続 -前田慶次酒語り-』をベースに、

原作者監修のオリジナルエピソードを加えた、

アニメ『義風堂々!! 兼続と慶次』が2013年7月から12月にかけて放送されました。

また、『月刊コミックゼノン』の2014年5月号より作画担当を出口真人氏に替えて

『義風堂々!!直江兼続 -前田慶次花語り-』が連載されています。

『義風堂々』の詳細については、こちらの公式サイトをご覧ください!

直江兼続の甲冑の「愛」の意味について

直江兼続と言えば、大河ドラマ天地人」を思い出す方が多いのではないでしょうか?
「天地人」は、上杉家の智将である直江兼続(なおえかねつぐ)の生涯を描いた作品です。
直江兼続は上杉家の家臣として、上杉景勝を生涯支え続け、米沢市街地の礎を築きました。
兼続は上杉謙信を師と仰ぎ、「利」を求める戦国時代において、民、義、故郷への愛を貫きました。

直江兼続の甲冑の「愛」について

直江兼続で気になることと言えば、まず甲冑で掲げている「」だと思います。

はじめに言ってしまいますが、この「愛」はLOVEの意味ではありません。

色々と説はありますが、どれも正確な説はありません。

直江兼続の愛を掲げた甲冑

有力な説として挙げられている以下の2つです。

・愛染明王説

・愛宕信仰説

 

愛染明王説について

愛染明王は、もともとは煩悩(愛欲・欲望・執着)を悟りに変えて、菩提心(悟りの境地)にまで導いてくれる力を持つ仏様です。

 

直江兼続だけでなく、源頼朝やお市の方といった歴史上の有名な方々も、愛染明王を守護神として信仰して、幾度となく助けられたとされています。

 

「愛染明王」は天弓を持つ軍神であり、

直江兼続が守護神として信仰していた愛染明王の「愛」の字をあしらったものではないのかということです。

 

愛の字の下の雲について

愛の字の下に瑞雲が描かれていることなどから、

歴史学者の多くは愛染明王の愛であると説明しています。

 

瑞雲とは、仏教などで、めでたい兆しとして出現する、紫色や五色の珍しい雲です。

 

神仏がこの世に姿を表わすときは、神様は雲に乗って、仏様は乗り物(獅子や象とか)に乗ってあらわれます。

 

愛宕信仰説について
愛宕は軍神として、戦国時代の武将から信仰されてきました。

 

かつての上杉家領地、米沢市では愛宕信仰はあっても、

愛染明王単独で崇められるお寺が無いんです。

 

上杉謙信の遺品として、重要文化財に指定されている甲冑の兜は、

飯綱権現の飾りの前立てが付いています。

 

飯綱権現は修験道の神様ですが、江戸以前の日本の神仏混交ではよくあったことで、

飯綱権現=勝軍地蔵=愛宕権現と同一視されています。

 

上杉謙信を師として尊敬していた兼続にとって、
謙信が信仰したものと似せたということは十分に考えられます。

 

師である上杉謙信が「毘沙門天」の「毘」の字を旗印とした事から、

直江兼続も「」という一つの漢字を掲げ、甲冑にしたのではないのかということです。

 

これらのことから、愛宕説が有力だと思います。

 

直江兼続が主人公の漫画「義風堂々」
さて愛を掲げた直江兼続ですが、直江兼続が主人公の漫画があります。

義風堂々」という作品です。ちなみに「天地人」との原作とは関係ありません。

「義風堂々」では、友である前田慶次や、師である上杉謙信が登場しますし、面白いですよ。

義風堂々!!公式サイトはこちら

「かぶき者 慶次」の友を描いたドラマと漫画

現在、木曜日夜8時より、NHKの時代劇ドラマかぶき者 慶次』が放映されています。

このドラマは権力に迎合していく者を良しとする時代の中でも、年をとって、立場が変わっても、信じる価値観のために戦った天下一のかぶき者・前田慶次の晩年を描いた作品です。

このドラマの原作は脚本が小松江里子氏、原案が火坂雅志氏です。脚本家の小松江里子さんと、小説家の火坂雅志さんとは2009年の大河ドラマ「天地人」でのコンビですね。

 

・直江兼続の生涯を描いたドラマ「天地人」

ドラマ「天地人」は、上杉の智将である直江兼続の生涯を描いた作品です。

直江兼続は上杉家の家臣として、上杉景勝を生涯支え続け、

米沢市街地の礎を築きました。キャストは妻夫木聡さんが演じました。
兼続は上杉謙信を師と仰ぎ、「利」を求める戦国時代において、

「民・義・故郷」への愛を貫きました。

このドラマでは、兼続の生き様を通して、

現代人に失われつつある「日本人の義と愛」を描きました。

 

・直江兼続を描いた漫画「義風堂々!!」

「かぶき者 慶次」と聞けば、前田慶次を描いた漫画『花の慶次』を思い浮かべる方が多いと思います。

実は、ドラマ「天地人」の主人公だった直江兼続ですが、直江兼続が主人公の漫画があるんです。

かぶき者 慶次の友を描いた漫画

『花の慶次』のスピンアウト作品で、『義風堂々!!』という作品です。

ちなみに「天地人」との原作とは関係ありません。

慶次の莫逆の友である「直江兼続」の物語で、『花の慶次』の遺伝子を継いでいます。

義風堂々」では、直江兼続は慶次に劣らず、凄いかぶき者ですので面白いですよ。

義風堂々!!公式サイトはこちら